Leminor

Le Minor (ルミノア)の創業は、1922年に遡ります。
フランス最西部 港町 Lorient(ロリアン) に、Berthe Ethui (ベルト・エトゥイ)夫人が、地元の漁師たちに向けてのセーターを作るために創業しました。
当時は、ファッションアイテムとしての洋服ではなく、海の労働者たちが悪天候に耐えうる為の防寒着としてのマリンセーターでした。
やがて、長年の実績とその品質の高さが評価され、1970年フランス海軍制服として採用、供給することとなり、2010年まで納入を続けていきました。
ルミノアは、全ての生産工程をフランス国内で完結している現在では、 唯一の企業といっても過言ではありません。
原材料に関しては、綿糸の染色は、ピレネー地方。紡績は、ヴォ―ジュ地方の フランス国内で全て行っています。
ウール素材は、ヨーロッパの各工場からの供給を受けていますが、2019年よりフランス国内の紡績工場に協力を得ることになり集積統合を進めているのです。
製品は、綿生地の丸編み、ウール素材の横編みの編立、裁断、リンキング。 縫製、そして仕上げ。
全て工程は、創業当時と変わらず、ギデルの自社工場で完結することに    こだわり、地域の雇用と伝統を守り続けることを大きなブランドの柱     としているのです。